奴奈川姫のものがたり 「黒姫神」

奴奈川姫

今から18年ほど前、友人と出雲を訪れたときに、タクシーの運転手さんが
出雲大社の正しい回り方は大国主命、大国主の父であるスサノオの命、
そして息子であるコトシロヌシの命の三柱の神さまを参ることと言われました。

たまたまコトシロヌシが祀られている三保神社のみいけなかったので
新潟へ戻ったら、もう一人の子どもであるタケミナカタの命を参りますよ、
と言ったところ、運転手さんはタケミナカタは勘当された神なのでご利益がない、
と言われ、驚きました。

奴奈川姫と大国主命のロマンスは有名で、学生時代から興味を持っていました。
しかし、出雲では奴奈川姫は大国主の現地妻の一人でしかない扱い。
いったい二人のロマンスとはなんだったのか、
この出来事でさらに疑問を感じ、その後、長野県諏訪大社に足しげく通いました。

諏訪大社上社の御頭祭・下社のお舟祭り、御座石神社のどぶろく祭りを拝見し、
県境の諏訪神社のなぎ鎌祭り、さらに御柱祭りのひき綱作り、
二回の御柱祭りを旅人の目で体験してタケミナカタが諏訪にたどり着くまでの事を考えました。


来年は御柱祭り。そろそろ、頭の中のものを作品にして排出したい気がします。

こんな感じでキャラクターを考えました。

糸魚川もジオパークとして認定されたメモリアルイアーの翌年に開催される
記念すべき御柱祭りへのはなむけとして、
奴奈川姫のものがたり「黒姫神」に取り組みたいと思っています。


キャラクターはこんな感じです。


御柱祭りの始まりのものがたりでもあります。

ヤサカトメ

近日、執筆が再開できたら…と思っています。乞うご期待です。