十王堂
新潟県西蒲原郡分水町中島集落下村
数年前に色を塗りなおしたという閻魔様と十王、ショウズカ婆たち。その前には天秤ばかりにかけられた裸の人間が…。これはお裁きの真っ最中です。
十王堂は延宝年中に修造され、宝永四年の秋に国上山萬元和尚により再興されました。
堂内の墨書によると、宝永の大工棟梁は弥彦村矢作の高橋権助とありました。
この十王像は六月第二日曜日のお祭りで見ることができます。
講中は一組長井茂平家、二組沖野源衛門家、三組斉藤源次衛門家、四組本田彦左衛門家、五組広瀬長左衛門家の皆さんで、一年交代で組親となり、堂守をするそうです。