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越後日光を彫った男 石川雲蝶ものがたり 私が新潟県民俗学会に入会したばかりの年、会としての共同採訪が堀之内町で開催されました。 一人で挑戦した初めての採訪で、とまどいと喜びが交錯する中、再調査として一人で堀の内町を 歩き回っているときに、永林寺に立ち寄り、雲蝶さんの欄間作品に目を奪われました。 そのときは、民俗調査で一個人に興味を持つのは違うのではないかと思い、 深く調べることをしようとは思いませんでした。 1988年、ひょんなことで「まんが蓮の露」貞心尼のものがたりを執筆、 マンガによる表現もあると実感しました。 そのころ訪れた西福寺開山堂の素晴らしさに驚愕し、石川雲蝶さんはまさに描くべき人と思いました。 それから、県内に残る作品や逸話に触れ、子孫の方ともお話をし、 私なりのストーリーをコツコツ暖めていました。 その後、私が雲蝶さんの話をたくさん伺った西福寺の篠田トキさん、五十嵐完一さんが亡くなり、 もう、描いても喜んでくれる人がいないと思われて心が折れてしまいました。 そのまま、書きかけの原稿が十数年机の置くにしまいこまれていました。 このままではいけないのかな、となんとなく思っています。 身辺整理をして、再び描き始めたい。そんな気持ちが心の中で育っています。
雲蝶さんを訪ねる旅を続けて思ったことは、 雲蝶さんが本当に彫刻に命をかけていたこと。 そして熊谷源太郎さんも負けずに彫刻が好きであったこと。 雲蝶さんは新潟に来る運命であったこと。 すばらしい人々が周りにいたこと。 それらは本当にワクワクする思いでした。 けれども、全てが彼にとって良く回っていくわけではなく、 深い挫折感や悲しみに包まれた日もあったようです。 そんな誰にでもある苦しみを知っているからこそ、 彼の作品は私たちを暖かく包み込んでくれるのかもしれません。 雲蝶さんの逸話を、篠田さんや五十嵐さんから聞くことができたことは ある意味奇跡的だったのかもしれません。 そんな奇跡をつないでいくべく、この石川雲蝶さんのものがたりは 私の命が果てる前に、残したいと思っています。 2014【雲蝶さん】長岡花火特別席観覧と石川雲蝶を旅する http://blogs.yahoo.co.jp/fumimalu/66979357.html 2014「石川雲蝶生誕200周年記念シンポジウム」 http://blogs.yahoo.co.jp/fumimalu/67102995.html 2014/6/9 NHK「視点論点」 石川雲蝶 http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/400/189791.html 2014/4 JA越後おぢや片貝中央支店 観光友の会の夕べ「雲蝶さんの話」 2014/3 紙芝居・石川雲蝶物語作成 (魚沼市発行) 2014/2/1 石川雲蝶記念講演会 URL: http://blogs.yahoo.co.jp/fumimalu/66775386.html 2013〜 雲蝶だより イラスト担当。 2012「三条市文化財見学バスツアー・石川雲蝶＆花灯ろう押し」三条市 2012「雲蝶さんツアー」(バスツアー)長岡エンジン02 2010「石川雲蝶講座」2回 加茂市公民館 市民大学講座(バスツアー含む) 2009 魚沼市観光協会第１回「石川雲蝶ボランティアガイド」養成講座 http://blogs.yahoo.co.jp/fumimalu/62338825.html 2009 「石川雲蝶市民ガイド養成講座」三条市営業戦略室 観光係 2009 「石川雲蝶研修」講師 新潟県観光協会 2009 新潟県大観光交流年トークショー「石川雲蝶の魅力を語る」with江口歩 2006 解説「三条市文化財鑑賞/彫師石川雲蝶を訪ねて」(バスツアー) 2001 講座「石川雲蝶の生涯」南コミュニティーセンター(公民館主催) 2000 講座「石川雲蝶」(えっさらうんじの会朝日新聞新潟支局) 1997 案内「いきいきセミナー栃尾又温泉と石川雲蝶の旅」(鳥屋野公民館)バスツアー 1991 テレビ「越後日光を彫った男〜石川雲蝶〜」(NHK新潟放送) 1991 ラジオ「朝の随想」(NHK新潟放送)で雲蝶さんを取り上げ、好評。テレビ取材につながる。 1990「東匠漫筆」〜石川雲蝶さんを追って〜 平成2年「文芸にいがた10」随筆の部 奨励賞 http://blogs.yahoo.co.jp/fumimalu/67102611.html  |
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雲蝶さんが新潟を訪れたきっかけとなった内山さんとの出会いは…
雲蝶さんが新潟へ来る二つ目のきっかけの名工源太郎さんとの出会い。
15歳年長の源太郎さんとの仕事は雲蝶さんを大きく成長させました。
初めて一人で制作することになった開山堂。雲蝶さんはとても苦しみました。
仕事先で知り合ったくにさんと、内山又蔵の仲人で結ばれました。
雲蝶さんの代表作ともいえる開山堂。制作後に悲劇が待っていました。
永林寺では、雲蝶さんに女がいたという話があります。真実は?
優しさがあふれる神功皇后像。作品は円熟していきましたが、自らの子どもたちの心は…